2016.05.20
先日 バッハホールで 「マリノ・フォルメンティー」のリサイタルが行われ、聴いてきました。
イタリア生まれのピアニスト、そして指揮者でもあります。
壮大で、不気味なほどの先鋭さ、鳴り響く音・・・
などとパンフに書いてあり、重々しいタッチを想像しておりましたが、まったく違って繊細で、感情たっぷりの演奏に凄く感動させられました!
指揮者だからこそ 曲をここまで深く掘り下げて解釈し、表現出来るのではないかと思います。
のってくると、ペダルを踏む右足と床を踏む左足でバスドラムのようにリズムを刻み、首を左右に揺らしながら演奏する姿は、心が浮き立つようでとても楽しげでした。
バッハのインベンション第6番をこんなに楽しく明るく弾いた演奏は初めて聴きました。
シューマンの幻想曲は ブラボーとしか言いようが有りません。
他にもシューベルトのワルツやジョン・レノンの曲などなど・・・どれも素晴らし演奏でした。
しかもこのリサイタルは 東日本震災被災地応援ツアー の一環として行われ、入場無料でした。
こんなに素晴らしい演奏をタダで聴かせていただき、なんだか申し訳ないような気分です。
感動を有難うございまーす。