2013.05.06
先日、購入した青島広志さんの本に、調性によって曲の雰囲気がまったく違った感じになる・・・とありました。
たとえば ハ長調は 素朴で安定感がある
ト長調は 少年のような明るさと快活を持つ
ホ短調は 内に秘めた暗い情熱・・・などなど・・・
24調 すべてに個性が有り、それが解りやすい文章で書かれていて
なるほど・・・納得です!
ショパン作曲の「小犬のワルツ」は、とても有名でピアノを弾く人ならば誰でも一度は弾いてみたい憧れの曲です。
ところが♭が5個も付いていて、見ただけで面倒・・・と楽譜を閉じてしまった方も多いのではないでしょうか?
ハ長調だったらどんなに楽に弾けるのに・・・
ショパンはあえて♭5個の変ニ長調にすることで、ロマン派特有の魅惑的な音色を表現したかったのですね。
作曲者がその調性を選んだ理由を考えながら弾くと、さらにいい演奏が出来ます!
この本には興味深いたくさんの新しい発見がありました。
これからのレッスンに是非生かしていきたいと思います。
皆さん!表現豊かな演奏を目指して頑張りましょう!