2014.10.12
ご自分もピアノを弾くお母様で、長い間、教室に通ってきてくれているHさん、もうすぐ3才になる息子さんにピアノを習わせたいというのです。 自宅でピアノに向かうと、今までずっと「ダメダメ。」とお母さんがピアノを弾くのを止めようとする坊ちゃん。 お母さんをピアノにとられるように感じるのでしょうかね~。 その坊ちゃんが今度は「僕が弾く!!」とママのピアノを妨害するようになりました。 結局、彼女はレッスンの時しか弾けないのですが・・・よく
がんばっていますよ!
彼女は生活の中でも子供と一緒にピアノを楽しんでいきたいな、と思っているわけです。 でもお仕事もされているし、グループレッスンをさがしても、なかなか思うように見つかりません。 時間と場所がぴったりこないと、通うことすら苦痛になります。
それで私は、彼女に自分で手ほどきをすることを提案しました。 「ひざの上に乗せて、1日5分でいいから、子供の機嫌がいい時にやってごらん、1週間に一度、30分のレッスンに通うより、たった5分でも、とにかく続けてみたら? その方が絶対に効果あるよ! 最初はそれでいいと思うよ。」と私。 3才ではいろいろな面で個人差が大きいし、集中力もまだ続きません。 お母さんができるなら、その方が子供も安心して始められるでしょう。
グループレッスンにも個人レッスンにもそれぞれ良さがあるし、そこでしかできないことがあるから、それで通うわけだから、お母さんが手ほどきをするにはその良さが同じようにあり、それが一番よいのであれば、それでいいはず。 そして「遊ぶ」から「習う」に自然と移行していけばいいのでは、と思います。