2024.03.24
発表会のビデオを見ていて思ったのですが、、、
演奏後、「みんなもっと笑顔で舞台袖に戻ればいいのに。。」
演奏を披露するのはとても緊張します。以前にも書いたかもしれませんが、ある生徒さんが、演奏直後、舞台袖に戻ってきて、「あー。自分のやりたいことの50%くらいしかできなかった。」と言ったんです。そこで私と司会を担当している方が間髪入れず同時に「みんなそうだよ。私もそうだった。」と言ったものだから、顔を見合わせて、思わず笑ってしまいました。司会者の方は、高校の同級生で、一時同じピアノ教室に通っていた方です。自分の演奏は、自分が一番よくわかっています。「あ、失敗した。うまくいかなかった」と思いながら弾いていて、「終わった、あーあ。」とお辞儀をし、舞台袖に戻ります。だけど聴いているお客様はそんな風な思っていませんから! 安心してください。そのがっくりした感じは、舞台袖に戻る歩き方、肩を落として、ちょっと下向いて、、足早な感じから分かります。 そこを笑顔で戻りましょう! 実際、演奏中自分がきいているピアノの音と、客席で きこえている音と微妙に違います。客席では音が混ざりあって、まとまった響きとなってきこえるので、弾いている本人が思っているほど気にならない場合が多いです。まあコンクールでも有料の演奏会でもないので、いいんですよ! だからと言ってどうでもいいというわけではないですが。1年ぶりにきいた他の人の演奏には「この1年でずいぶんと成長したな。」と思ってるわけで、自分の演奏もそのように思われているのに違いありません。
何でも一つ仕上げて発表するのには労力がいりますね。でもそれがきっかけで、 成長していくメリットの方が多いので、せめて年1回の発表会だけは、できる限り続けていきたいと思います。