メロディは基本的にはしっかりと弾きましょう!💪 よく響くP(ピアノ)って(講師b)
2024.01.23
こんにちは!今日はよく響くP(ピアノ、弱く)についてのお話です。
皆さんは時々、Pでもよく響く音で!と先生から言われたことはないでしょうか?
僕もあります。この言葉、とても難しいと思いませんか?Pというのは”小さな音で"という意味なのに、よく響く音で弾かなければいけない・・一見矛盾しているようにも感じます。。🤔僕もこの言葉に悩んできました。
では、聞き手はどうやってF(フォルテ、強く)とPの差を感じ取っているのでしょうか??音量の差ですよね・・でも音量の差をつけるときに、必ずしも右手と左手全ての音の音量を強→弱と変化させてその差をつけなくてもいいんです。ピアノ演奏においては、常に重要な音(メロディ)とその陰で動いている音(伴奏)のように音の優先順位があります!Pで弾く時にFの時と比べて、メロディの音量差はさほど変わらなくても、伴奏の部分の音量が強→弱と変化したらどうでしょう?そうです、そうすることによってその差を感じ取ってPになったように感じるんです。🙆♂️
Pで演奏すること=全ての音を弱くするということではありません。
伴奏の部分を弱く弾くことによって、メロディはよく響き(よく鳴り)ながらもPで弾いているという印象を作ることが出来ます。これがメロディの線を細くしすぎてしまう(弱く弾きすぎてしまう)と全体的に自信がなく弱々しく聴こえ、響かないPに聴こえてしまうということです。
もちろん全てのPの状況がこのパターンに当てはまるわけではありませんが、伴奏で強弱のコントラストをつけることが出来るというのは覚えておいていいと思います!
ではまた~!😊