2020.08.28
これはある中学生の男の子かり言われた言葉です。「そうねー。残念ながらないかも。悲しいことに何か目的がないと取り組む気持ちにならないの。いつからそうなったんだろう。」これが私の返事です。そう、若い時は純粋に「やってみたい!」という気持ちにつきうごかされて、始めたこともあったかもしれません。「なぜそんな質問をしたくなったの?」と言えば、男の子は「いや、単純に先生の趣味は何かな、と思ったものですから。...僕は面白そうなものはとりあえずやってみます。それが趣味です。なので趣味はいろいろあります。...だって、何でも見てるだけより自分がやった方が面白いじゃないですか!」そうね!ピアノもまさしくその通り。そんな当たり前のことを忘れかけている自分に気づき、恥ずかしくなりました。まわりの人と競争してピアノに向かっているのではないものね、例えばあの曲を弾いてみたい、という気持ちがあるから取り組んでいるんだから。