2014.10.26
ある旅番組の中で、女性が手料理を振る舞う場面が有りました。
そしてお客様に向かって差し出しながら、
「どうぞいただいてみて下さい」
と言うのです。
あれ?使い方間違っている。。。
丁寧に言い表しているつもりでも、最近は耳障りな日本語が氾濫しています。
最近では「拝見する」に「させていただく」をつけるのは随分とありますね。
フランス語が話せる友人が言うには、この頃日本で観た石原裕次郎の映画の女優たちが話していた日本語が一番美しかったそうです。
敬語や謙譲語が会話に盛り込まれ、その声まで優しく、しかも仕草まで上品。
長年フランスで生活していると、日本で聞く日本女性の言葉に愕然とするそうです。
そういえば、彼女が話す日本語はきれいでした。
フランスでは、結婚が決まった娘に持たせる最大の財産は「美しいフランス語を話せること」なんですって!
素敵ですね。
友人から、日本独特の美しい敬語をさりげなく正しく使って欲しい、と耳が痛いことを言われてしまいました。