2013.04.03
Sくんから旅行のお土産を頂きました。
今月から中学生の彼は、今年1月に私共の教室に移って来ました。
彼の中では、この機会に「ピアノは終わり」と考えていたようですが、卒業式に伴奏を引き受けたので、親に連れられ渋々やってきたのです。
私も、どちらにしてもきちんと仕上げましょう。
と伝えて、本番に向けて合唱を引き立たせる方法やきれいなペダルの使い方をゆっくり指導しました。
そして卒業式。
彼は素晴らしい演奏を披露し、拍手喝采。
努力と結果を体験した瞬間でした。
その後「オレ、ピアノ続けてみっかな」と意外な言葉を呟いたのですが、中学の部活では野球をしたい、と聞いてたので私は「へぇ~、いいの?」と訊きました。
そして今日の彼は「部活はピアノ出来るやつ考えてんだぁ」と言い、お母さんを喜ばせていました。
ちょっとしたきっかけで子どもはやる気が出たり面倒になったり。。
私が彼にとってどんな指導者になるかはこれからですが、今回のように困難なことにも負けない精神力、そしてそのあとの達成感を忘れないでほしいと思いました。