2013.05.30
自分のことをどう云う言葉で表現するか…で色々な事が見えてきます。
レッスン生でも色々です。
女の子や女性は「私」、男の子は「僕」や「俺」、
男性は「僕」や「私」と言う場合が多いですが、
最近、自分のことを自分の名前で呼ぶ人もよく見られます。
その中でも、自分の名前を「ちゃん」や「君」をつけて呼ぶ子どももチラホラ。
つまり「さっちゃん」です(笑)。
少し話しはズレますが、兄弟(姉妹)の事をどう呼ぶか…も色々ですね。
お兄ちゃんやお姉ちゃんのことを、名前で呼ぶ弟や妹が多い気がします。
そして、弟や妹のことを、
「ちゃん」をつけて呼ぶおにいちゃんやお姉ちゃんも多い気がします。
いつだったか私の妹が
「私は、妹に生まれたくて生まれたわけじゃないのに、
何でお姉ちゃんを「お姉ちゃん」って呼ばないといけないのよ!
今日から、お姉ちゃんのこと、「お姉ちゃん」って呼ばないから!」
と言い出して…それ以来、私は妹に名前で呼ばれています。
ちょっと変わった妹です。
私はレッスン生の前で、自分のことを何と呼ぶか…
小さいお子さんには、私が「ピアノを教えてくれる人」と認識してもらいたいので
「先生」と呼んでいます。
小学中学年以上の生徒さんとは、
「人対人」として話しができるような師弟関係が築けたらいいな~と思うので、
あえて「私」と呼んでいます。
が…所々で「先生」と呼ぶ時もあります。
実は、教室を開講したときから、
自分のことを何と呼ぶか…と考えていました。
昨日まで普通のお姉ちゃんだった自分が、
ある日突然「先生」になる不思議と、責任を考えていました。
そして、レッスン生の年齢やその時々の場面で自分の呼び方を変える…
と云う方法に今は定着しています。
あまりプライベートを公開しないのですが、少しだけ…
今日は息子の予防接種で、かかり付けの小児科に連れて行ってきました。
自宅からは少し遠いのですが、
私の、かな~り大変だった出産に立ち会ってくださった産科の医師からの紹介で通っている
とっても素敵な小児科の女医さん。
注射嫌いの私に似なかった息子は、注射だろうが何だろうがお構いなく、
先生と看護師さんに、お気に入りのアンパンマンのシャツとタオルを見せびらかし、
「いいね~」と言われてかなりご機嫌。
無事に注射も終えて、
診察室を後にしようとした時に息子が先生に「バイバイ」と手を振り笑顔。
その時、その先生が口にされた言葉に私がビックリ!
「おばちゃんは痛い事しかしないのに、笑ってくれてありがとうね~」
自分のことを「おばちゃん」と呼ぶ医者に初めて出会いました。