2012.12.13
当教室には、私以外に「先生」と呼ばれるもう1人の女性がいます。
彼女は、小学生の時から当教室の「生徒」でした。
高校受験時期になると、同級生達は皆レッスンをお休みしてしまい、
大学受験時期になると、地方へと行ってしまい、
そして就職時期になると、もっともっと離れ離れになってしまい…
と云う状況の中、彼女はずっとレッスンに通い続け、
そしてとうとう、教育系の大学在学中に、カワイの演奏&指導グレードを取得。
見事「先生」になりました。
しかし彼女はその事を驕ることなく、いつも謙虚に、
そして今でもレッスンを受け続けて、更なる上達を目指しています。
そんな彼女は、小学校の先生と云う忙しい仕事を勤める中、
教室コンサート等のイベントの時は、必ず私の片腕となって動いてくれます。
今週末のクリスマス会の準備も完璧!
内容やスケジュールはもちろん、注意事項等を書いた内容のメールを送ってきてくれて
「チェックお願いします」と。
いやいや、チェックの必要ないですよ~。
任せて安心!完璧です。
塾が忙しくて。
部活がしんどくて練習できないし。
まあもう、これくらい弾けたらいいかな…と思って。
色々な理由で退会していく人がいます。
練習もしないでレッスンに行って、同じ曲ばかり何ヶ月も弾いて
お月謝もったいないから辞めさせます。
なんて保護者の方も少なくないです。
「お月謝がもったいない」と言われてしまったら、
私のレッスンの価値がないと云う事なので、
それ以上は何も言えなくなりますが、
どんな状況であれ、少しでも「頑張りたい」と云う気持ちがあるなら
続ける事が大事です。
長く続けていたら、時にはサボりたい時もあるでしょう。
しんどくなる事も、放り出したくなる時も。
それはそれで仕方ないし、ある意味当たり前の事。
でもそこで、どれだけ踏ん張れるか!でその先のことが決まると思います。
何かを続けましょう。
何でも構いません。
どんなつまらない事でも、
どんな面白い事もで構わないと思います。
夢中になれる何かを見つけ、それを続けましょう。
きっと、きっと
絶対に、絶対にいいことが待ってるはずだから。