2012.12.04
「いい演奏」と表現される演奏って、一体どんな演奏なんでしょう。
もちろん、立場によって違うと思います。
例えば演奏者としての立場からの「いい演奏だった」と云う表現。
気持ちよく演奏できたという意味なんでしょうか。
練習通りの演奏ができたという意味なんでしょうか。
聴衆の反応(例えば拍手が多かったとか)や、
評価(試験やコンクールでの結果)が良かったという意味なんでしょうか。
はたまた…。
例えば聴衆としての立場からの「いい演奏だった」と云う表現。
気持ちよく聴けたという意味なんでしょうか。
よく頑張っていたという意味なんでしょうか。
はたまた…。
お客様に集まって頂き、演奏家として舞台に立つ時、
生徒さんやその関係者の方々の前で、講師として演奏する時、
私は、曲そのものを正しく皆さんに伝えるべく勉強をしなくては、
「いい演奏」はないと思います。
その為に、どんな風に弾けばどんな風に聴こえ、
どんな風に感じてもらえるかを考えます。
勉強中の身として、演奏の機会に参加させて頂く時、
私は、私なりの「目標」を設定します。
例えば、ミスタッチをしないとか、テンポを守るとか、
多少間違えても表現する事を最優先にするとか、
その時々によって色々変わります。
そしてその後、その「目標」がキチンとクリアされたかを録音などで何度も何度もチェックし、
レベルアップへと繋げていきます。
つまり、それがどんなに自己満足なレベルだったとしても
目標がクリアされていれば、
「いい演奏」だったと表現できるのかもしれません。
演奏しながら、自分の演奏の評価を
客観的に冷静に判断するのは、とても難しいと思います。
録音(録画)できる環境なのであれば、
ぜひ、自分の演奏を撮って、客観的に冷静に聴いてみてください。
やはり、とても難しい事です。
でも、その事が「いい演奏」への第一歩に繋がると思います。
色々な立場から「いい演奏」との出会いが、たくさんありますように。