2012.11.27
音高進学を目指して勉強中の小6生のレッスンでした。
先週行われたコンクールの本選会で受賞できなかったこともあり、
少し落ち込んでいる様子。
「上手く弾けたと思う」と云う自己評価が
受賞という結果に繋がらなかった事が
落ち込んでいる要因だと思ったので、少し話しをしてみることに。
話しているうちに、実は、受賞出来なかった原因は気付いていた!
と云う事に気付くことができました。
そんな彼女の口からポロリと一言。
「私ってもうこれ以上、上達できないのかなって思ってしまうんです、最近」
正直、すごいな~と思いました。
私、ピアノを始めて約30年になりますが、自分でそんな事思った事ありません。
昨年子どもが生まれて、なかなか練習時間も取れず、
自分のレッスンもサボり気味。
それでも、少しずつ練習を再開し始めて最近、
「うんうん、練習すればまだまだ上手くなれる!」なんて
甘い考え(?)でコツコツ続けています。
ピアノ始めてたった7年の小学生が、「上達の限界」を感じているなんて!!!
キチンと自分を見つめて、進路を決めたいという気もちとてもよくわかります。
でも…
厳しいようですが、彼女に言いました。
自分でそう感じるなら、そうなんじゃない?
もう無理かもしれないと思っている子に、
「そんな事ない!頑張ろう!」って私は言えないから、
本気でそう思っているなら、ダラダラ練習してるのは時間の無駄だし、
サッサと辞めて、新しい進路を考えればいいんじゃない?
大丈夫。
来月にはまた次のコンクールの予選が控えています。
彼女の心はすぐに復活して、また元気に、
そして彼女らしい演奏を聴かせてくれるはず。
コンクールに挑戦する事で、彼女はすでに「上達」しているのですから♪