2018.05.30
高校入学と同時に
「保育士になりたい」とのことで
お母様と一緒に、当教室に相談に来られました。
ピアノは未経験でした。
楽譜は少し読めるかも…ということでしたが、
レッスンをスタートしてから
理解している「読める」ではなかったことがわかったので
読譜から始まり、
両手で別々のことをする
という、とんでもなく難しい作業に
頭を抱えながら頑張ってくれていました。
部活が…
バイトが…
と、色々な言い訳と共に、
課題をこなせないままレッスンに臨むことが続いた時は
貴女の保育士になりたいという希望は
部活やバイトに負ける程度なの?
と、叱った時もありました。
心を入れ替え頑張ってくれた時期、
やっぱり出来ないと俯いてしまう時期、
色々な時間があり、2年が過ぎようとした頃
相談したい事があるので
レッスンとは別に時間をもらえませんか?
と。
進路変更を決めたと話してくれました。
学校で、理系に進むか文系に進むかを
選択しなければいけない時期になり
自分は本当に保育士になれるのか?
自分は本当に保育士になりたいのか?
を、考えたそうです。
そして出した結論は
保育士にはならない。
そして、
別の新しい「やりたい事」も
キチンと決めていました。
ピアノ買ったし…
レッスン代もかかったし…
一応練習も頑張ったし…
と、色々な想いがあったはず。
「もったいない」という言葉も
間違いなく過ぎったでしょう。
でも、
その時間とお金があったからこそ
進路変更が正しい道だと気付けた。
良かったね。
頑張って!応援してるから!
進学先決まったら連絡するんやで!
そう言うと、
彼女はとても丁寧に
先生、ありがとうございました。
と言って、頭を下げました。
偉いなと思いました。
すごいなと思いました。
立派だなと思いました。
ご家族みんなが大きな決断だったと思います。
応援しています。
わきやまピアノ教室
http://www.wkwkmusic.com