2018.02.15
「ピアノを弾く前に楽譜をよく見てみよう。色々なことが沢山書かれているよ。」
「手ばかり見ないで、楽譜を見ながら弾いてごらん。」
「弾いているところの先を見ながら弾いていくよ。」
「自分の音は自分で聴いてね。」
と、レッスンの中で言われて皆さんが実行しているこの練習。
脳の働きにとても良いのです。
そこで今回は脳科学者の澤口俊之先生のお話をご紹介いたします。
「一番良い習い事はピアノです。
ピアノを弾くことで指を動かす、先を読む、暗記(暗譜)する。
全ての脳の働きを高めることが出来る。
ピアノを習っている子は頭が良い。
さらにピアノを習うとキレにくくなる。」
その理由として「指を動かす」
両手を同時に使い、指を素早く動かし、普段使わない指の動きをします。
指先で皮膚の感覚を鋭敏に保ち 両手で複雑な指の運動をすることで脳を活性化させます。
そして、「先を読む」
ピアノは楽譜を目で見て脳がその情報を理解し、身体各部に指令を出し
指をコントロールしてイメージ通りの音になっているか耳で確かめつつ
目は次の音符を追いかけます。
それは視覚、聴覚、運動という離れ離れの場所にある 脳細胞を繋ぐ回路が発達し
それで情報伝達が高速化するのだそうです(頭の回転が速くなる)
最後に「暗譜する」
発表会では基本、暗譜演奏です。
暗譜はただ楽譜に書いてあることを覚えるのではなく
演奏者が楽譜からのメッセージを元にストーリーを作り再現します。
この暗譜する訓練によって、ストーリーとして記憶していく方法を学び
全ての脳の働きを高めるのだそうです。
よってピアノを習うことで
どの勉強にも活用出来る効率の良い記憶方法を覚えることが出来るようになります。
ただし以上のことは時間経過の中で、楽譜をキチンと見て練習をした子 だそうです。
さあ、大事なことが分かったところで今秘めている可能性を磨いていきましょう!
きっと原石がピカピカのダイヤモンドになりますよ。