2020.11.21
レッスンに来ている生徒さんで、4年程薬の副作用で音が反響して聞こえ、グレードテストも学校の合唱の伴奏への挑戦も諦めてしまっていました。
今は薬も必要無くなって1年程でしょうか。
その辛さから解放されて、ピアノの音も良くなり、レッスン終わりに、「いい音で弾けるようになったね。長い間薬飲んで大変やったね。」と声をかけたら涙ぐんでいました。
ごまかすようにしていましたが、辛かったんだろうと思いました。
人の痛みは、その時その人にしかきっとわからないものだと思います。
辛さや悲しみは大きさや長さや出来事では比べられないと思います。
でも、その人の気持ちを想像することは出来ると思います。そうして人の気持ちに寄り添う人が増えれば世の中はもう少し温かくなるかもしれません。
そんな世の中になればいいなと思います。