2021.02.16
⑭ピアノは脳全体を使うの?
音楽トレーニングが脳に良い影響を与える事はわかりました。
では、様々な楽器がある中で、最もポピュラーな習い事のピアノは、脳科学的に他の楽器とは何が違うのでしょうか?
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『ピアノの練習・演奏で私たちがしていることは?』
☆大譜表(二段譜)を見て、たくさんの量の情報を読み考える。
☆適切な感情、状況、音のイメージを頭に描く。
☆10指を違う方向に素早く動かす。
☆指は正確に鍵盤の場所を捉え、出したい音のためにさらにコントロールする。
☆体全体が指の動きをサポートするために動く。
☆練習では、この1つ1つを決定づけ、記憶する。
☆演奏では、記憶を呼び覚まし、適切に音を出し(現在)、出た音を分析(過去)、次に出す音を瞬時に考え、修正(未来)。
☆この動作と感情表現をまとめて連続して行う。
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ピアノのレッスンは、楽譜の読み方から→片手練習(右手)→(左手)→(両手)へと、とても難しい作業をしています。
日常には無い作業ですが、小さいうちから順序よく練習することで出来ていくのです。
このたくさんの事を繰り返し、脳内神経ネットワークができ、素早く情報が行き来するのです。
《視覚・読譜力・計画力・運動機能・聴覚機能、脳全体をフル活用です‼️》
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~ハーバー流
育脳ピアノレッスンの教科書~