2016.10.23
池辺晋一郎さんの講演会へ行ってきました。
日頃、レッスンをしていて”楽譜を読む”ことが大事だと感じていますが、今日のお話はまさにそんな話でした。
先生が作曲家になったきっかけから、”作曲”を通して音楽としての音符の配列が、人間の本能や自然と深く繋がりがあるというお話しでした。
内容の半分くらいは、既に自分でも気づいており、時折生徒さんたちにもお話していることではありました。
興味深く思ったのは、特に短調における音の選択
。和声短音階、旋律短音階、自然短音階の音階の音楽的な特徴についてわかりやすくお話されました。
音は生きている、どうしたいのかによって、選択が決まってきてそれは、本能的であり自然に沿うとことだと。
あ〜納得!
演奏する側は、書いてある楽譜をいかに解読するか!
作曲家は、自分の想いを音で表し、演奏家は既に存在するものをいかに作曲家の想いに近づけだと状態で演奏するかという事で、作曲家の方とは逆方向から攻めていきますが、行き着くところが一緒になれば、思いも繋がるのだと改めて思いました。
池辺先生の生い立ち、育った環境が作曲活動にフルに活かされているのだと聞き、日ごろの生活そのものが自分を作り上げてくるのだと感じました。
ただいま私、古びたアルバムを整理中、
両親、自分それぞれの生い立ちを振り返る機会となっています。
それを見ながら、これからの自分には何ができるのかなぁ??