2016.09.29
先日、コンクールがありました。
曲は短く一見難しくはありませんから、気軽に参加ができるものです。
日ごろからたくさん練習している人は、テクニックも安定しているので、表現も自然で聴き心地のよい仕上がりです。
しかし、その他大勢の演奏の中で思ったことがあります。
雑な音でも、鳴ってしまうと響きと感違いしてしまうことも多くあります。
長期的には見たら致命的な事です。
それがとても気になりました。
曲は約30秒。その中で見栄えよく聞こえるには鳴らないよりは派手目な方が印象がよいのです。
よって、教室の生徒は少々控えめな仕上がりになりましたが、それを評価してくださった審査員の先生もいました。
賞の大きさと天秤にかけながら、成長途中の生徒たちにどう伝えるか、また悩ましく思うこの頃です。
銅賞をいただいた先生さん、レッスン中にも自分から考えながら弾くようになり、気になることは提案程度に留めながら進めてきました。
当日はそれが評価していただけたのは何よりです。