2014.12.18
図書館で借りたこの本は、当たりでした^_^
監修 長田暁児 「みんなの歌」研究会編のこの本は、特に海外で生まれ、日本の訳詩で大きく育った「懐かしのメロディー」を集め、そのエピソードがまとめてあります。
どの曲も、馴染み深いものばかりですが、特に印象に残っているものをご紹介します。
題名にもなった「大きな古時計」は、実際に起こった不思議なエピソードを基に作られたそうです。
おじいさんではなく、ホテル経営をしていた兄弟の話で、ホテルに飾っていたシンボルの時計が、弟が亡くなってから遅れはじめ、兄が亡くなったぴったりの時間に止まってしまい、それからはどんな修理をしてもダメだったそうです。
そのエピソードを聴いて、強烈なインスピレーションを受けたワークが一気に書き上げたのがこの曲でした。
他にも、「ドナドナ」はユダヤ人迫害を歌っている、など興味深いエピソードが沢山でした。
また、原文の直訳と日本語訳を比較できるよう書かれていて、ぴったりの素晴らしい詩をつけた、訳した作詞者の力量に感心しました。さすが!プロの技です。