2014.07.21
渡辺和子さんの話題になっていた本を一晩で読み終わりました。
書店で見かけて、読んでみたいな、と思っていたら「アサイチ」にご本人が出演されていました。
柔和な笑顔で、とても87歳には見えない
方でした。
一緒に見ていた主人が早速本を購入したので、便乗して読ませてもらいました。ラッキー^_^
シスターでありながら、大学の学長も経験されていて、管理職の苦労もされたとのこと。若い学生さんの悩みもお聞きになっているからでしょうか、テレビでもテンポ良く柔軟な対応をされていました。
ご自分が、職場での悩み、うつ病、膠原病など、つらい経験をされてきたから、悩みを超える笑顔の力の大きさを身をもって伝えて下さっているように思いました。
本の中で印象に残ったところをご紹介します。
シスターが影響を受けた詩です。真理をついていると思います。
もし、あなたが 誰かに期待したほほえみが得られなかったなら 不愉快になる代わりに あなたの方からほほえみかけてごらんなさい
ほほえみを忘れた人ほど それを必要とする人は いないのだから
難しい問題を抱えた生徒が集まる私立高校では、生徒を評価するのに「しか」を使わず、「なら」を使ったといいます。「○○は、算数ならできる」生徒のできる点を強調する教師の愛情が、生徒を更生させていったそうです。相手を生かし、自分も力づけられる、血のかよった、ぬくもりのある言葉が使える自分を、しっかり守ってゆきたいと書かれていました。
失礼ながら、シスターのように、かわいらしく、いい年を重ねていけたらいいな、と思います。