2014.06.24
肺炎のため、急きょ入院となった隣に住む義父が、無事今日退院しました。
抗生物質の点滴をしてもらって、9日ぶりに自宅へ戻ってきました。
入退院に伴い、3人の生徒さんには、急なレッスン変更をお願いしてご迷惑をおかけしました。こころよく応じていただき、感謝しています。
病院では、沢山の方のしんどそうな様子を見ることが多く、日ごろは忘れがちですが健康はありがたいものだと思いました。
でも、誰もが老いて、長く使った体が少しずつ故障してくることも仕方がないことだとも思います。
ゆっくりと年齢の変化を受け入れて生きていければいいな、と思います。
やなせたかしさんの「わたしが正義について語るなら」の本から、心に響いたところをご紹介します。
さよならだけが人生で最後の方はみんなおんなじ 原則的には悲愁の道
だからぼくは笑わせたい 心が軽くなるような 今が楽しくなるような
明るい笑い声を聞くのが好きだ
すべての芸術、すべての文化は人を喜ばせたいということが原点で、喜ばせごっこをしながら原則的には愛別離苦、さよならだけの寂しげな人生をごまかしながら生きているんですね。
人生なんて夢だけど、夢の中にも夢はある。
悪夢よりは楽しい夢がいい。すべての人に優しくして、最後は焼き場の薄けむり。誰でもみんな同じだから焦ってみても仕方がない。
90歳のときに書かれた本ですが、死を身近に感じて書かれた、深い言葉だと感じ入ります。