2014.06.11
最近本を購入して、なんてきめ細かい指導をされるんだろうと思っていた渡部由紀子先生の講座を受講してきました。
本に基づいてお話がありましたが、ご本人の説明なので、一層頭に入りました。
40年のピアノ指導をされていて、ピティナ・ピアノコンペション全国決勝体会への進出数は断トツ全国1位の実績をお持ちの先生です。年齢を感じさせない、エレガントな素敵な先生でした。
すばらしいな、と思ったのは、生徒さんを褒めて育てる、という方針。
たとえ褒めることがなくても本気で褒める・・・・するといい連鎖が生まれて生徒さんにもいい影響が出てくるというお話。
生徒さんができなければ、自分の働きかけを反省してかえていく、という柔軟さ。生徒さんを大切に育てていらっしゃることが伝わりました。
今の時代、スパルタ教育の時代は、もう古いように思います。また、私の方針には合っていません。昔ながらの、厳格なピアノレッスンでなくても、楽しみながら力はつけられると思っています。
褒めて育てる渡部先生ですが、指導内容に音楽的な妥協はなく、できるまでおなじことをずっと繰り返すとのこと。この徹底さがなかなかできないところですね。
生徒さんの状態に合わせ、1つずつクリアできるように、課題を効率的に出されるという、知的なレッスンをされていらっしゃいます。
消化して、レッスンで活用させていただきたいと思います。ありがとうございました。