2014.02.02
遅ればせながら、阿川佐和子さんの「聞く力」を読み終わりました。
親しみやすい阿川さんの、土曜朝の「さわこの朝」も我が家の定番番組になっています。
ベストセラーでしたので、少し聞きかじっていた内容もありましたが、ご自分の体験が具体的にたくさん出ていて、楽しく読める本でした。
別に仕事に情熱があったわけでもない若いカワイ子ちゃんが、仕事の中で、悩み、考え、自分を育ててきた歩みが書かれています。
仕事に自信がなかった彼女が、自分の持ち味を見つけて、それを育ててきた、歩みです。
できないとき、失敗したとき、ではどうしたらいいんだろう?と考えて、行動に移してきたことが、現在の彼女を作ってきたんだと思います。
「自分の話を聞いてほしくない人はいない」「会話は生モノと心得る」「相手の気持ちを推し測る」等々、なるほど、そうよねぇ、と思って読んでいました。
結果として、人はそれぞれなので、絶対的な聞き方があるわけではない。
その方の気持ちに寄り添おうとする誠意、想像力が大事なんだろうと思います。
これは、家庭、仕事、すべてにいえることでしょう。
年齢に関係なく、自分を理解してもらいたい、わかってほしい、さみしがりやなのが私たち「ひと」の姿なんだと思います。