2013.11.24
録画していた、映画「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」を見終わりました。
モーツァルトと一緒に、幼いころはヨーロッパ各地を演奏してまわっていたお姉さん。
クラヴィーアの名手で音楽の才能もあったようですが、天才の姉ということと、女性であるということで、音楽で名を残すことはなかったようです。
音楽を指導していた父に、弟の作曲のレッスン時に、自分も同席させてほしいと願いますが、女性には難しいから無理だ、と認めてもらえません。
学校で学ぼうと思っても、女性禁制で、やむなく男装して学ぶ場面がありました。これは史実に基づくのかは不明ですが。
後年は、父親が選んだ、子どものいる年齢が離れた判事のもとへ嫁いで78歳で亡くなったということです。
改めて振り返ると、クラシック界で女性の存在はほとんどありません。いかに歴史の中で女性がしいたげられていたかがわかるように思います。
演奏家では、クララ以降?作曲家では一体だれがいるのか思い浮かびません。
自由に女性が活躍できるようになった現代は、いい時代ですね!
映画は、チエンバロの美しい音楽がたくさん楽しめます。
か細い音量ながらも、ピアノとは違った魅力がある楽器で、心惹かれます。
いつか機会があれば弾いてみたいと思っています。