2013.11.07
9月11日に101歳で亡くなった、灘校「伝説の国語教師」 橋本 武さんの追想記事が新聞に載っていました。
「生徒の心に生涯残る授業がしたい」と、中学の3年間をかけて小説「銀の匙」を読み込む究極の遅読で、自ら掘り下げて学ぶ大切さを教えた。
授業では語句を一つずつ調べ、生徒と共に小説の主人公の世界を追体験した。干支が出れば古代中国に起源をさかのぼり、駄菓子が出てくれば同じものを教室で配り頬張った。
教室で主人公と同じ駄菓子を皆で頬張るなんて、楽しい授業ですね(*^_^*)
進学とは無縁そうなのに、なぜか優秀な生徒さん達がたくさんでているというのも面白いものです。
橋本先生の言葉がふかい!
「すぐ役立つことはすぐに役立たなくなる。本気でのめりこんだものは人生を豊かにする。」
音楽もそうですよね!すぐに役立つものでないけれど、人生を豊かにするもの。
近いところだけ見て、効率第一では、大事なものを失ってしまいます。
一人ひとりがそれぞれの大事なものを見つけ、のめりこんでいける世の中はきっとみんなが住みやすい世の中だと思います。