2026.02.24
チェックしていたブーニンの映画を観てきました。
天才の才能と恵まれた環境のもとに育った彼が、亡命、病、などたくさんの試練に負けず、ピアノに戻ってきました。
人々を熱狂させたスピード、パフォーマンスとひきかえに、音色のしみいる美しさを聴かせてくれました。
「若い頃、ピアノを弾くのは楽しくなかった」「今日の調子は良くない」など、飾らない正直な発言に、自分に厳しい人なんだろうと思いました。「昔からやっていることは変わらない」の言葉も心に響きました。
日本のトップ若手奏者たちがアドバイスを受けている場面も紹介され、繋がりを知るのも楽しかったです。彼らへのアドバイスは、温かく、人間味あふれていました。
ロシア奏法の指導を受けていますが、先生の手の使い方とよく似ていました。低く構える手、手首の下の支えの様子がわかります。美音を作る奏法の素晴らしさを改めて感じました。
彼を支える明るい奥様が日本人というのも、距離が近く感じられ、嬉しいことです。
ピアノに戻ってきた彼が、どんな音楽を奏でていってくれるのか、これからも楽しみにしています。