2013.09.23
気持ちの良い日が続きます。
気になっていたレッスン室のカーテンを洗って、あとはのんびり家で過ごした休日でした。
今日読み終わった「六本指のゴルトベルク」ピアニスト、文筆家の青柳いずみこさんが書かれた本です。
古今東西の純文学や映画の中から、音楽や音楽家を扱った作品をとりあげた本です。
現役ピアニストが書かれているだけに、視点が鋭く、深い!
音楽家の常識は世間の非常識、ということが書いてありましたが、特殊な世界だけに興味深く読むことができます。
最初の「羊たちの沈黙」に描かれているレクター博士は、左手の指が6本あったと描かれているそうです。身元を隠すために六本目の指を除去しているとのこと。
レクター博士自身も音楽家で、ハープシコードを巧みに弾きこなす。
映画の中では八一年版のグールドの「ゴルドベルク」が使われているそう。
バッハの美しい音楽は、その美しさゆえに、恐怖の場面、不気味なことの前触れなどでもいろいろな映画で使われているように思います。
今度見るときは、グールドの演奏なんだと気にしながらチェックします!
ほかにも「強迫症障害」、「カストラート事情」の内容など、印象に残っています。