2021.03.31
先日見てきた映画「痛くない死に方」のモデル、尼崎の医師長尾和宏さんのドキュメンタリー映画を観てきました。
誰もが避けられない死はまだ私には恐ろしいものですが、寄り添ってくれる家族、プロの医療、福祉従事者の方々がいてくれたら、心強いものです。
勤務医時代からうすうす違和感を感じていた、薬づけの医療を否定し、開業された長尾先生。
ありがとうと感謝して、その人なりに毎日を充実させて逝くことが終末期の目標と考えておられて、こんな死に方が出来たらいいな、と思います。
今回の映画はドキュメンタリーなので、よく患者さんのご家族が同意した、と思うほど、老いと死を描く場面がリアルでした。
今回も、会場からすすり泣きがもれていました。皆さん身近で同じような経験をされているんだと思います。
長尾先生の、関西弁でユーモアたっぷりの、患者さん、そのご家族とのあったかい会話に人間力の高さが伝わりました。
また、日常を支えているヘルパーさん、ケアマネさん、看護師さんたちの優しい笑顔にも癒されました。
それまでの生き方が死に方に出て来るようです。
大事に毎日生きていきたい、そう思っています。