2020.10.04
朝刊に、近著「子どものチカラを信じましょう」で、小児科医からみた子育ての心構えを説いている高橋孝雄先生の記事が掲載されていました。
子どもの能力は、生来備わっている遺伝子のシナリオに応じ、必要な時に花開くから心配ない、親が躍起になって、いろいろな習い事をさせて能力を探し回らなくても、逆に何かをさせなかったとしても、遅かれ早かれ、必要な時に、できることはできるようになる、と言われます。
親が、子どもの興味をもっていることを観察して、どんなことが好きなのかを見守っていけたら、その子の個性が少しづつわかってくるものだろうと思います。
何かに夢中になっている様子があったら、親が望むようなものでなくても、つまらないことでも、少しほっといてあげるといい。その子の得意なことを無理強いの教育で捻じ曲げず、本来の個性を生かす方がいい、と言われています。
一人一人と向き合って、結果よりも、その子なりの「すごいね」「よくできたね」の過程に共感して、楽しむことが大事だと言われます。
これって、昔からの子どもをあたたかく見守るお母さんのまなざしですね。
しつけや教育に、親はどう子どもと接したらいいか悩むものです。
子どもは親の姿をみて学び、好きなことは自分で見つけて伸びる力をもっている、と多くの親子をみてきたお医者様がいわれているんですから、子育てはもっと力を抜いていけたらいいんでしょうね。まぁ、子どもは親の思い通りにはならないので、子育ての悩みはつきないものですが(^_-)-☆
親が自分の生活を大事にする、周りの人を大事にする、自分自身を大事にする、それが子供を自然と育てていくことになるように思えます。
我が子も姉妹で個性が全然違いますが、生徒さんも一人一人違っています。だから、人って面白い。
大人も子供も、大切な時間を幸せな気持ちで過ごしていきたいものです。