2012.10.20
18日10時からのNHK番組の録画を見ました。
「地球でイチバン大きなオーケストラ教室」というもの。音楽ものだから気になって録画していました。
33万人の生徒をもつ、「エル・システマ」といわれるベネズエラから始まった音楽教育の話でした。
ベネズエラの厳しい現実の中から生まれた音楽教育システムで、レッスン料、楽器代は無料、運営費は国の予算と寄付でなりたっているそうです。
ほとんどが貧しい家庭の子供たちで、「卒業生が先生になる」という希望のサイクルも生まれているそうです。
西洋の貴族文化から生まれたセレブなものがクラシック音楽という意識がありましたが、音楽は誰にでもできるもので、オーケストラ教育はコミュニティーをつくることになるという提案、またそれが効果を上げているということに驚きました。
初心者の生徒さんにはゲーム感覚で楽器になじませ、とにかくほめてやる気を引き出す。中級者コースでも、先生はあまり口出しせずに子供たちに任せる。・・・・協調と助け合いがハーモニーを生み出すというのです。
皆がつらい生活環境の中にいきているからこそ、お互いに助け合おうとする気持ちが日本よりも強いのかもしれません。
純粋で、大事なものをおしえられました。
ぜひ、再放送の機会があればご覧ください!