グレンツェンピアノコンクール本選課題曲公開レッスン
2012.10.06
今日は、午前中のレッスンが終わって、本選課題曲公開レッスンに行ってきました。
モデル生を指導されたのは、広瀬宣行先生でした。
はじめて、お話を聞かせて頂いた先生でしたが、室内楽などもされているからでしょうか、ピアノの狭い枠でなく、大きく音楽をとらえての、人間味あるお話が聴けて楽しかったです。
日本人の音楽は、農耕民族の歴史があるので、狩猟民族の西洋の人たちとは、音楽のとらえ方が違うとは良く聞きます。
先生が、生徒さんの横で指揮されて音楽を引っ張っていかれると、音楽が変わっていくのは、聴いていて面白いものでした。生徒さんの横で、大きくブレスの息遣いを聴かせていらっしゃるのも頭に残りました。
また、男性ですが、弾かれるピアノの音は優しい音色なのも新鮮でした。
初心者の生徒さんがからこそ、先生は真剣に歌わせ方を伝えていかなくてはいけません、との言葉が印象的でした。
日本人は、拍の感覚が備わっていないので、意識してそれを伝えていかなくてはいけない・・・・西洋化したように感じる日本人の私たちも、まだまだ西洋の人とは違うことがあるのを再認識しました。言語の違いもあるので、これからも違いはなくならないことを頭に入れといた方がいいですね。
軽いジョークも交えながら、笑顔いっぱいの温かなご指導・・・・本当の音楽家は、先生のような人間味豊かな方が理想ではないでしょうか?