2019.05.29
楽しみにしていたコンサートへ行ってきました。
炎のマエストロ、小林研一郎さんは初めて、フジコさんは2回目のコンサートでした。
ロシア奏法を学び出してフジコさんの演奏を聴くと、通じるところがあって、この奏法でいいんだ、と再確認しました。
指弾きでなく、手首、腕の重さを利用して弾かれているようでした。
歌い回しは、フジコ流と言っていいような、自由な歌い方。それも、飾らない人柄と相まって味があります。
小林さんは、評判に違わず、暖かで、熱量の高い方とお見受けしました。
オケの演奏前のMCで、いい演奏になるよう努力しますので、聴いて下さい、とおっしゃいました。世界のマエストロのなんて謙虚な言葉!
トップほど謙虚、と聞きますが、この努力します、の言葉もそうだなぁと思います。
演奏も美しかった!
面白かったのは、小林さんが、客席側に音を飛ばすように、仰け反るような指揮をすると、トランペットの音が、一ランク大きく響きだすんです。指揮によって変わるのが、よくわかりました。
あまりの熱演に、楽章の途中でも拍手が出て、私も、つられて拍手しちゃいました。
最後、アンコール前のMCで、楽章途中の拍手もかえって嬉しかった、と暖かなことをおっしゃって、また盛り上がっていました。
クラシックのコンサートなのに、最後は楽団員に手を振っての終わり方でした。
きっと、指揮者の人間性が出ていたんでしょう。
生はやっぱりいい!
本物は、やっぱり凄い!
子供も巣立ち、隣の義理の父母も見送り、自分時間が持てるようになりました。
快く送り出してくれた夫あってのことでもあります。幸せなことです(^.^)
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