2017.03.28
本人も原点回帰と言われていましたが、やはり最終回は十八番のパガニーニのコンチェルトN.
1で納得です!
最も困難なテクニックの重音、連続でのスピッカート(上行より下降が難しく彼の場合はまさしく同様に見事に弾けます、
彼の右に出る者はいないとも言われています)が駆使されたこの曲を軽々となんと美しく奏でることか!
指揮者とのアイコンタクト、オーケストラ部分も時には一緒に弾き、いかに彼自身が今の演奏を楽しんでいるかが伝わって来ます
そして圧巻はカデンツ部分、まるでパガニーニが乗り移ったかのように、神々しい声が聞こえました
司会者として聴衆に挨拶を終えていざ演奏という時に目をぬぐい切る一瞬があり、悩み抜いた決断が感じられました
番組最後の定例のコメント欄には「今日の演奏が自身のアップデート」とありました
7歳でまだ分数サイズのバイオリンで同じ曲を弾く姿から28歳の現在まで幾度の決断を経て歩んできたのでしょうか?
1年半の間、色々な面から彼の素顔の成長を垣間見る事が出来たのは貴重な体験でした。
いずれにしても日本の宝です!今後も健康には気をつけて益々の活躍を祈ります
西所沢音楽教室HP
http://rosmarin.b.la9.jp/