2015.05.27
連日夏のように暑いですが、お元気ですか。
楽譜にちょこっと書かれてある発想記号、今までいい加減に見ていたこと多々(^^;)
sostenuto 何度かお目見えしていたのに、先日説明しようとしたら、あれ?・・・テヌートと一緒?
テヌートとソステヌート、どちらも音をじゅうぶんに保持するという意味ですが、よく調べると意味合いが違いました。
テヌートはイタリア語の「tenere」という動詞が原形で、ある一定の状態に保つようにするもの。落ちないように支えたり、逃げないように引きとめたりするという意味。
ソステヌートは「sosutenere」が原形。
語源はラテン語の「substinere」で下から支えるという意味でした。
上からと下からの違いがあったのですね。
あと、テヌートはアーティキュレーション(ある音から次の音にどのように移ってゆくか)記号で
ソステヌートは発想記号でした。
同じ音を保持するでも、これだけも違うのですね。
ただ伸ばすだけでなく、発想記号なので意味がわかって弾くと表情がついてくるように思います。
以上、長々とうんちくを語ってみました。