2018.06.05
今回はピアノも音楽も関係ない話です。
昨日法務省を騙った怪しげなハガキが送られてきました。
全く身に覚えの無い契約不履行で私に対して訴状が提出されているとの内容です。
昨日は6月4日、そして訴訟取り下げ最終期日が6月6日。どう考えてもおかしい。
連絡なき場合は原告側の主張が全面的に受理されて差し押さえを執行すると記されている。
絶対に詐欺には遭わないと思ってた私が、このハガキに関しては疑わなかったのです。恥ずかしいことに(~_~;)
ただ、訴状を提出したという会社が詐欺集団だと思いました。
こういう場合は無視するに限るのに、ハガキを信じた私はハガキ下部に記されている「国民お客様管理センター」なる所に電話をかけてしまいました。かなりの剣幕で「これって犯罪の匂いがプンプンしますよね」とか「警察に届けるくらいの問題ですよね」とまくし立てると「上司に相談しますのでしばらくお待ちください」と言って、今考えると詐欺師の男はしばらく後に「こちらで弁護人を依頼して訴訟を取り下げるようにします」と言いました。
今考えるとおかしいことだらけ。官製ハガキにシールで保護もせず取り下げ期日の2日前に送ってくるなんてあり得ないのに・・・
帰宅した夫にハガキを見せると「これはこのハガキそのものが詐欺だよ。だいいち消印が豊島区じゃないか」すぐにネットで調べると、出てました。法務省を騙ったハガキに気を付けるようにとの知らせが。詐欺師達の言葉が想像できます。「このババア、やばいですよ。いい加減なところで電話切りましょう」もしかしたら、それすらも行われず強く出る相手には始めから言うセリフが決まっているのかもしれません。
本日ハガキを持って警察署に行き、事の顛末を報告してきました。10年くらい前に頻発した詐欺の手口らしいのですが、ここのところ復活したらしい。最近市内で弁護士に払う手数料と騙されて10万円被害に遭った方がいたとのこと。
私の話を聞いたお巡りさんが「ずいぶん弱気な犯人だな~」と不思議そうな顔をしたのには笑っちゃいました。きっと私の剣幕が凄かったんでしょうね。しかも、犯罪だとか警察だとか詐欺師達がビビるワードを何回も何回も喚いてるんですから。
騙されたことを悔しがる私に「騙されたっていいんですよ、金さえ払わなければ被害はないんだから」と慰めてくれました。警察署2階の生活安全課の個室で優しいお巡りさんと差向いでのお喋りは楽しく、いろいろ貴重な話も聞かせていただいたので、悔しいけれど滅多に出来ない経験をしたと思って溜飲を下げることにします。
最近はもっと凝った、シールで保護したハガキを送ってくる詐欺集団もいるそうですから、気を付けてくださいね。