2021.10.30
当教室は近隣の小学校に通うお子さんがほとんどです。2学期中に音楽会を開催予定の学校が多いようです。学校の音楽会の練習をお願いする子がちらほら出てきています。
コロナ感染症対策のためか、合唱は中止。合奏はリコーダーは不使用で打楽器、鍵盤楽器中心のようです。
「〇〇の楽器やりたいんだー。」
「〇〇の楽器のオーディション受ける」
とか、中には
「音楽会やだー。」と言う子もいます。
鍵盤楽器に限定していますが希望する生徒さんには、
「楽譜を持ってきたら弾けるようにしてあげるよー」と言って促しています。
バイオリンを弾く子にしてみたら鍵盤楽器の取り組みは難しいケースもあります。それでも普段、縁のない楽器をチャレンジしてみようとオーディションを受ける意欲を持てることは素敵です。
通常レッスンは中断して、リズムの取り方や指使いなど、私が指導できる範囲のこと。楽譜を持ってきてくれた生徒さんにはお手伝いをしています。
オーディションを前向きにチャレンジしても希望の楽器を担当させてもらえないこともあります。でもそれは他に必要としているパート(場所)あるということ。オーディションを頑張ったことでもっと難しいパートを任されることもありました。
何でも思い通りにいかなくても、どう切り替えられるかも大切。
音楽会そのものが嫌だ、という子は心配です。
音楽会が嫌な子に理由を聞くと、鍵盤が難しくて弾けないから。だそうです。
自分の力でサクサクと弾きこなす子や親御さん、お友達に教えてもらえる子はノータッチです。
でも、そうでない子、そのままにせずお手伝いしています。
分からない事、出来ない事をそのままにしておくとその子の可能性を潰してしまいます。
何より、音楽が楽しくないものになってしまいます。
苦手だったものが弾けると嬉しい。成功体験を積むと本人の自尊心を保ち、他のことへの意欲にもつながります。興味や意欲を持てる関わりを大事にしています。
合奏は色々な楽器があつまるチーム。この中で個々の役割りを果たす。ひとりひとり貴いですね。