1281. 音楽愛好家として再会に違和感
2016.02.26
「ブルグミュラー25の練習曲」は、近頃 可愛い表紙で挿絵入りの物を使って貰っているが、あるレッスン生 手持ちの教本は、昔 私も使っていた全音楽譜出版の物。だが23番の「帰途」を練習してもらおうと開くと、題名が「再会」に代わっていた。この曲は「帰り道」や「帰郷」カワイ出版では「家に帰って」などとと訳されているが、再会には違和感があった。音楽愛好家としてこの題名には 思い入れが詰まっているから。ベートーヴェン/ピアノソナタ26番は、数少ない本人による標題「告別」が付けられていて、その第3楽章を「再会」としている。楽譜にはドイツ語で再会を意味する言葉と、(Le Retour)のフランス語訳が書かれていて、ブルグミュラーの原題もLe Retour だから再会としたのだろう。しかし(語学力に乏しい私だが)、Le Retourの直訳は「帰途」で、意訳しても「帰郷」らしい。(続く)