1263. いつまでも聴きたいマルチパーカッション
2016.02.07
昨日 神戸ハーバーランドで、松方ホール音楽賞の記念コンサートが行なわれた。コンクールとしては小規模かも知れないが、受賞者は極めてハイレベル。次点の奨励賞から演奏が始まり、トップバッターは打楽器部門/台湾の 鄭 嘉富(てい かふ)さん。舞台には机とノートパソコンが置かれ、何だか怪しげな雰囲気(確か松方ホール音楽賞は、クラシックオンリーの筈なのに)。打楽器の種類は「マルチパーカッション」とのことだが、ドラム(小太鼓)が1台だけ。コンピューター音声のお喋りに合わせ、超技巧的な演奏が繰り広げられた。ジョン・レノンのアバンギャルドを思わせる前衛音楽。ロボットを表しているのか、パントマイムのような動作を加えるから、それはそれは楽しくて…いつ迄も聴いていたかった。素晴らしい!彼のような天才が、21世紀の音楽を牽引して行くのだろうね。