1200. 神様が作った第2幕
2015.11.25
「私の手、リンゴの匂いするわ」と笑って言う女の子。レッスン前に丸かじりしてきたそうだ、ワイルドだな。リンゴと言えばウィリアム・テル。童話では スイス人の猟師テルが、スイスを支配していたオーストリア人の役人と争い、リンゴに矢撃ちを命ぜられるストーリーだったと思うが、ロッシーニのオペラは 互いの国の王女様とお偉いさんの息子との恋愛劇をはさむ。ベルリオーズは、このオペラを観て「第1・3幕などはロッシーニによるが、第2幕は神様が作った」と絶賛した。その幕は、声楽のリサイタルで単独で歌われる愛の歌「暗い森」を含むロマンチックでもある場面。・・ところで、近ごろ少し優れた物を「神」「神」と軽く讃える風潮があるようで、気になる。どうかしたら ちょっと値段の高い上質なティッシュペーパーまで神扱いしたり。(それは紙だよ)