1060. エリーゼのためにのターン
2015.06.30
「エリーゼのために」の始めの物憂げなメロディーから、明るく軽快に転調したところに、昔の楽譜には「ターン」というS字を寝かせたような記号が1つ書かれていた(ターンを変換しようと頑張っているが、関ジャニ∞の無限大しか出てこない…)。ターンとは「ド」に付いていれば「ドレドシド」や「ドーレドシド」などと、基本の音をくるっと回るように速く弾く奏法で、初心者には難しい。バーナムピアノ・テクニック(指の体操教本)に「バレーの練習」の題名でターンの練習曲があり、昔「これがキチンとできれば、エリーゼが弾けるよ」と励ましたもの。しかし最近ターンの付いていない楽譜が多く、プロのピアニストによる演奏でも よく省かれている。ベートーベンの悪筆は有名で、ターンが付いていたのか分からないのかも知れない。(古い手書きの譜面を見たことがあるが、ベートーベン直筆ではないと思う)…なにはともあれ、私はターンを入れたエリーゼが好きで 無いと淋しい。子供達にも出来る限り練習させている。