1055. 好き過ぎる第4楽章
2015.06.25
(1054.に続く)「ベートーベンを越えられない」というトラウマを持ち続けたブラームスは、交響曲第1番を20年もの歳月を費やして作曲した(勿論その20年間に、ピアノ曲や協奏曲などたくさん書いている)。私は音楽愛好家にしては交響曲音痴の部類だが、ベートーベン交響曲第10番とも呼ばれる この第1番はよく聴き、特に第4楽章は好き過ぎていつも泣けてくる。「♪ソドーシドラーソ~」単純明快なメロディーの中にベートーベンへの思いが感じられ、これが「ベートーベンに勝ちたい」ではなく「やっとたどり着きました、これでどうでしょう?」と問いかけてくる。(この後のメロディーは第9の終楽章に似ている部分があり、ベートーベンへのオマージュとして意図的に取り入れたと言われている)・・・なんとも純粋で澄みきった空気を吸わせてくれる名曲中の名曲、心をドライクリーニングしたい時に…。