1009. 夢が詰まった「カロリーヌシリーズ」より
2015.05.09
(トピックス1008.より)「七つの名前の女の子」の名前を覚えるのは大変だったろうが、私は幼い頃 8匹の動物の名前を必死に覚えた。黒猫のノアロー・仔犬のユピー・ライオンの子のキット、今はこの3匹しか思い出せないが、あと仔犬が2匹と白猫・子熊・ヒョウの子が登場するフランスの童話「カロリーヌとおともだち」
てんでバラバラ個性豊かな動物たちと、金髪おさげに赤いサロペットが可愛い女の子/カロリーヌが繰り広げる冒険シリーズ。車の運転からサーカスやカウボーイに海賊~あらゆる物に本気でチャレンジし、月にまで行ってしまう。子供の「やりたい事」を片っ端から実現してくれるから、読む度スカッといい気分にさせてくれた。芸術性も豊かで、古家に壁紙を貼りペンキを塗る引越しの巻や、トランペット・チューバを吹き鳴らすサーカス団、ミュージカルを披露する場面も描かれていた。当時 私はピアノの練習をあまりしなかったが、好きではあったのだろう: ミュージカルの舞台袖で仔犬のユピーが、カウボーイの巻では酒場で白猫がピアノを演奏する挿し絵が印象的で、音まで聞こえてきた(気がした)。