905. 気持ち悪い伴奏形
2015.01.16
「話は二転三転して」などと語ることがあるが、音楽で二転三転といえば、和音の転回を指す。簡単に説明すると「ドミソ」の和音をひっくり返して「ミソド」にすれば1転、「ソドミ」は2転と言い、3転は、G7のコード「ソシレファ」のような4和音の場合 第7音「ファ」が根音(和音の最低音)をとること。・・・先日レッスン生が、自分で買って来たピアノ小品集から「かわいいオーガスティン」を選んで練習していたが、何だかその曲 気持ち悪い。原因を探ると、伴奏形にあった:いきなり2転の和音から始まっている。例えば「あわてんぼうのサンタクロース」で「♪ソドミーレードー」とソドミで始まっても、伴奏の和音は2転の「ソドミ」を使わず、基本形の「ドミソ」を用いるのが普通で、2転はよく基本形とペアで終止に使う。おそらく編曲家が、両手が近寄り過ぎないよう配慮して、ドミソをソドミに移動させたのだろうが、曲の始めなのに終わってしまいそうな感覚になり、何度聞いても気持ち悪く、教える気力さえ喪失して…。ピアノ教師のちょっとした悩み(笑)