883. フリースの子守歌(1)
2014.12.17
練習曲集よりケーラー(ドイツの作曲家)の「子守歌」を練習する子供~1音1音丁寧に弾くのは良いが、何だか押し付けがましい音色で、子供を寝かしつける子守歌本来の目的が置き去りだ。「楽譜に書かれているドルチェ(やわらかく)や、レガーティシモ(ごくなめらかに)を表現してみようね」・・・ずいぶん前だが、女性の集まりで 何故か子守歌の話になり、好きな子守歌を聞かれて「ショパンの子守歌」と答え、どん引きされた憶えがある。先述の子供に尋ねるとすれば、多分「ケーラーの子守歌」と言うだろう。私はその頃ショパンの子守歌をよく弾いていたから、真っ先に思いついただけ。しかし音楽愛好家の集まりならともかく、そこは「モーツァルトの子守歌」や「シューベルトの子守歌」と答えるべきだった、おそらく「嫌な奴」と思われただろう。ところでモーツァルトの子守歌は、モーツァルトが作ったとされていたが、実際はフリースというアマチュア作曲家によるもの。しかし長年モーツァルトとして親しまれてきたので、未だ改名されていない。「♪眠れ良い子よ 庭や牧場に」フリースは草葉の陰で「何でモーツァルト?」と首を傾げ眠っておられるかも。