859. タイ
2014.11.19
「にんぎょと、にんぎょうの違いは何でしょう?」…ヴェーバーの「にんぎょのうた」を練習する子供に問題を出すと、たいてい首を傾げ、正解率は0%だ(人魚の挿し絵がある教本は別だが)。そこで、リトルマーメイドの話しなどをしてイメージを膨らませていく。「なーんや!アリエルやん、持ってるでぇアリエルのにんぎょう」と、女の子。アリエルには足があり、魚の服を着ているそうだ。この曲は6/8拍子で書かれていて、メロディーにタイが多く、全小節に各1つ付いている。タイは、小節線をまたぐ同音を繋ぐため、又は拍子を明確にするために用いられる(この曲の場合、6/8拍子=2拍子系の複合拍子であるため)。それにスラーの線が全体に架かり、子供には見た目も難しく感じるようだ。6/8拍子やト長調の習い始めであったり、ハ長調であれば加線の音が多いとか、学ぶ事が沢山あるので、いかに楽しく練習させるかがポイント。もともと歌曲であるから、単なる練習曲に終わらず、人魚たちの神秘的な歌声を感じてもらいたい。・・・タイで苦労したことも多々あった。音符と休符にかかるタイなんてあり、休符を繋ぐ意味が分からなかったが「音の余韻を残す」ためのようだった。