849. ピアノを練習する時間
2014.11.09
(昔の話しだが)習いに来ていた男の子が、ある日「今週の宿題は、一日に何分弾くんやった?」と電話をかけてきた。週末 家族旅行に出ると言っていたから、いつもより多めに練習するよう伝えたことを、何とも真面目に受け取っていたようだ。私はピアノの練習時間を特に決めたりしないし(そもそも子供の頃、練習嫌いだった)、弾きたい時に弾きたいだけで良いと思う。ただ「弾きたくなる」ような印象の強いレッスンをするよう心掛けている~曲について、情景を思い浮かべたり、ストーリーを考えたりと、子供と話し合うことも大切な時間だ。以前も書かせて頂いたが、ピアニスト/ジャン=マルク・ルイサダは「ピアノの練習時間は半分にして、他の芸術に接し自己を高める」ことを推奨した:ルイサダの演奏は極めて知性的で美しい音色を奏でる。特にショパンなどを弾く時は、この教えに従いたいもの。ショパンは「ピアノの練習は1日に3時間、疲れたら休むように。無理すると音楽に悪影響を及ぼす」と、語っていたようだ。しかしながら、ひたすら長時間練習をモットーとするリストを皮肉ったのかも知れない。