721. ウナコルダデビュー
2014.06.19
「せんせい、このピアノこわれてるでー」と、小さなレッスン生。3本ペダルの左側:シフトペダル(ソフトペダル)を踏むと、鍵盤が右にズレるのを、壊れたと言っている。グランドピアノは、1音につき2~3本張られた弦を、鍵盤と繋がったハンマーが、わずかにズレて叩くことで1本減り、音が弱くなる(音色も少し変わる)。アップライトピアノは、踏むとハンマーが弦に近付くことで弱くなる仕組み(鍵盤は動かない)。「なんで動くん?なんで~」と尋ねるが、この説明をしても、あなたは話しを聞かないでしょ、ほらほらまた遊んでいる(またゆっくり説明するよ)・・・中・高学年になると、単なる好奇心より「踏んで曲を弾いてみたい」関心に変わっていく。ブルグミュラー25練習曲程度のレベルに上がり、右のペダル(ダンパー)を上手に踏むようになれば、晴れてウナ・コルダ(シフトペダルを踏むこと)デビュー。カワイの教本「ピアノのステージ」にも載っている ドビュッシー作曲「小さな黒人」は、デビュー曲に丁度よい。この本にウナ・コルダの指定はないが、ピアニシモ部分で踏ませている。曲の最後は、クレッシェンド・モルト(どんどんクレッシェンド)で、フォルティシモで終わるから、壮快感たっぷり!曲が仕上がると、すっかり大人気分を満喫の子供達だ。