694. ミスをした時の対処法
2014.05.22
小1にしては背が高い女の子。身長を尋ねると「クラスで1番大きいねん、127キロ」お相撲さんかいっ。帰り支度中の6年生も小声で「なんでやねん」と、笑っていた。大相撲…昨日、横綱/白鵬が負けた。なんでも「勝ったと思った」らしい=油断大敵。これで、大関/稀勢の里に並ぶ1敗どうし。白鵬は好きだけれど、兵庫県芦屋生まれという稀勢の里にも頑張ってもらいたい。・・・人前でのピアノ演奏の敵は、まず自分自身である。緊張と油断。緊張しないために練習に練習を重ね、頭が真っ白になっても、指が勝手に動くよう努める。ミスが多いのは、曲の1番難しい部分より、そのすぐ後。頑張ったあと、つい「ホッと♡」してしまうから。今レッスン生は、発表会曲練習の真っ只中。万一ミスをした時の対処法も、指導している。気にせず、先に進むことが望ましいが、無理だと思えば、間違ったところから弾き直さず、最寄りのフレーズに戻る(又は次のフレーズに進む)。それでもパニックになり、思い出さない場合は、大胆に戻る。日頃から「フォルテのところ」とか「クレッシェンドの始まり」など、分かりやすい部分(又は楽譜にシールなど貼り、目印を付ける)を、何か所か決めておき、どこからでも弾き始められる練習を積んでもらい、失敗への恐怖を安心感にかえていく。