597. そっとヴォーチェ
2014.02.02
カンタービレ(歌うように)、ドルチェ(甘く・柔らかく)は、モーツァルトもよく使っていた発想標語。静かで優しい音色を必要とする箇所には、ソット・ヴォーチェの表記も。ソットは、そのまんま「そっと」と同じ、ヴォーチェはヴォイス(声)なので、小声でささやくように~の意味です。サン・サーンス「白鳥」はチェロ独奏ですが、ヴァイオリンでも弾かれ、出だしの音がソットヴォーチェとのことで(それほど静かな曲と思いませんが)、ある練習生は「馬の毛(弓の)3本で弾け」と教えられたそうです。(もちろん大袈裟、弓の毛は160本以上)・・・「ソット」のように、日本語と発音・意味の似た外国語をあげると、ハンガリーで塩分の足りない時「シオタラン」と言い、ドイツ人がうなずく時「アッソー」。スペインだったか、空腹時「ウナカシータ」と言います(聞いた話ですが)。ヨーロッパは面白語の宝庫:ご存じ「タベルナ」は食堂、「バカ」雌牛、「アホ」ニンニク(で、食堂のメニューには、たくさんアホアホ書いているそうな)。