2013.10.31
先日多連符のお話をさせていただきましたが、多連符と言えばショパンのノクターンを思い浮かべます。コロコロと転がるような細かい音が綺麗ですね(弾き手は必死ですが)。日本人にとってノクターン=ショパン/ノクターン第2番であるくらい、お馴染みですが、映画「戦場のピアニスト」で弾かれていた第20番も身近に感じられるようになりました。この曲、35連符という多連符が登場しますし、2番より20番の方が難しいのでは?と思われるかも知れませんが、レベルは同じくらいで、晩年の物ではなく作曲された年代も同じです。これは、もともとノクターンの作品として発表された訳ではなく、アダージョ(ゆっくりのテンポ)の題で、ショパンが姉に贈った私的な曲が没後見つかり、曲想からノクターンとして出版されたそうです。またこの曲、姉がショパン/ピアノ協奏曲第2番を弾く前の導入曲として、協奏曲のフレーズを取り入れています:つまり練習曲だったのです…なんと姉思いの弟さんだったことでしょう。戦場で哀しげに弾くシーンから、ショパンの姉さんにイメージを切り替えて聴いてみてはいかかでしょう♪